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カビ予防と24時間換気システムによる換気について

カビの季節にかかわらず、換気扇、換気システム、換気方法については
年中を通してよくご質問をいただくので、きっと皆さま悩んでおられるのだろうと思い、ここに書き留めることを思いつきました!(気が付くのが遅くてスミマセンっ)

 

「(カビ予防に)換気が大事というけれど、ウチは24時間換気システムが稼働しているので、窓は開けなくていいの!?よね?」

というご質問

 

なぜ皆さんが悩むのかについても触れながら、今日はそのあたりのもやもやを払しょくできるよう、オールワンなりに解説してみます!

 

そもそも、換気って何でしょう!?

換気とは・・

【換気】空気を入れかえること。「部屋を–する」(広辞苑第七版より)

と書かれています。

そんなの知ってるわいっ!

と突っ込みを入れられてしまいそうですが、

この定義と皆様の換気のイメージにそれぞれの解釈とに幅があるので、もやもやが生じるのです

 

換気扇と換気について

ここで皆様に質問です。

「換気扇をONにしていれば換気ができている?」

と聞かれたら、最も適切な答えは

 

1.もちろん、Yes! 

2.いやいや、換気できていないのでNo!

3.その情報だけでは判断ができない

 

のうちどれだと思いますか?

 

ここでは、3が最も適切と言えます。

 

それはなぜか?

思い出してください。換気とは「空気を入れかえること」でしたよね。

換気扇をONにしたからといって、空気が入れ替えれているかどうか、ということを考えてみましょう。

 

皆様がいわゆる「換気扇」と認識されているものは、おおむね機械式の「排気設備のファン」であることが多いのですが、

排気だけでは、換気にならないので(ここ大事!)

※中の空気を排気し続ければ、理論的には家中が布団圧縮袋のように真空状態になってしまいますっ!

関連画像

したがって、

換気のためには必ず「排気設備」と「吸気設備」が必要になります。

 

細かいことを言うと、この機械で行う吸気・排気の設備の組み合わせには第一種~第三種の換気方式に従っていくつかパターンがあるのですが、

その詳しい説明はここでは割愛して、大まかにいうと、

吸気・排気設備のどちらかまたはいずれにも強制的に吸気・排気する仕組みがついていて、室内や邸内全般など想定した範囲に対して、空気の流れを機械的に作り出して空気を入れ替えることができるものが換気設備であり、今の改正建築基準法上、機械換気で0.5回/h(1時間で全体の半分の空気が外気と換気されること)以上の空気の入れ替えができるように設計しないといけないことになっています。

 

大事なことなので、換気に関する大切な原理のところのみもう一度、整理させていただくと

 

本当の意味で

「換気している」とは、

 

吸気と排気があって、

その量のバランスが取れて、

その時の空気の流れが想定の範囲に起こって初めて

想定通りの空気の入れ替えができること

 

なのです。

 

したがって、

吸気口を閉じて吸気を遮断している、もしくは

吸気口に埃などがたまって十分な機能を果たせない状況

または、家具などで吸気口をふさいでしまっている状態

なのに排気用の換気扇を回していても、

 

「吸気→排気のバランスが悪く、設計条件で想定している換気ができていない」

という事態が発生するため、

 

「換気扇をONにしているので、換気ができている?」という問いに対しては、「この質問の情報だけでは、なんとも判断ができない」ということになるのです。

 

 

 

 

カビ対策としての換気~カビ対策として機械換気だけで十分か?~

さて、ここまでで、換気扇を使った強制換気では、吸排気のバランスが大事であるということを理解いただけたかと思います。

 

というわけで、次のステップとしては、カビ対策としての換気に機械換気だけで十分かどうか、というところについて考えてみたいと思います。

 

実は、上で説明した設計基準の換気量というのは、あくまでも

「シックハウス対策として居住者等が継続的に高い濃度のホルムアルデヒドの暴露を受けないようにするため、居住者等が長時間滞在する居室について、空気中のホルムアルデヒド濃度が厚生労働省の指針値以下となるようにしようとすること」が目的で決められた数字ですので、

 

その他にも換気で重要な、

汚染物質の排出(人の呼吸により発生する二酸化炭素(CO2)、トルエン、キシレンなどのVOC(揮発性有機化合物含む)、水蒸気の排出(人の汗や呼吸、調理によって発生する水蒸気、浴室の仕様によって発生する水蒸気など)、また、匂いやほこりの排出(トイレ、ゴミ、調理臭や体臭、生活臭など)に対してもすべてにおいて十分である、と言えるかどうかは正直わかりません。

特に、水蒸気の排出については、結露を誘発してカビやダニなどの温床を作ることにもつながるため、十分な換気量を確保することはとても大切です。

 

「じゃあ、十分な換気量が機械換気システムで補えていたら、自然換気(窓をあけての換気)はもはや不要なのか?」

答えは?

1. もはや不要

2. 一時的でも自然換気を行えばよい

 

カビ予防の観点からすると、答えは2です。

 

カビ予防の・・とつけた理由ですが、

換気量(回/h)が十分あり、熱交換システム・高性能フィルターなどを完備している24時間換気システム+全館空調タイプの場合、まったく窓を開けなくても、室内空気が身体に悪かったり、また、室内にいて不快になることなく、花粉などもシャットアウトされ、かつ、エネルギーの無駄遣いなく生活ができるため、開けなくても快適な生活ができる、ということについては否定いたしません。

 

じゃあ、いいんじゃないの?

とさらに突っ込まれることがあるのですが^^;

 

ここからは、カビの予防の観点からは、換気回数だけでなく、「換気の際の空気の流れと風量」についても重要な要因であることをご説明させていただきます。

 

空気の流れについてですが、

例えば、換気用の窓が真正面にあるときと、横面にある時とで、どんな風に流れているか想像してみたことありますか?

真正面にあるとき(部屋を真上からみたものと考えてください)

横にあるとき

と、こんな風に流れるのですが、ここで注目していただきたいのは、くるっと逆向きになっている流れのところや流れの線がないところです。

線がないところはほとんど空気が動かないところです。

これが上下の高低差がある窓でも同じように流れの強い所と渦になって逆方向にいくところ、ほとんど空気が動かない所が出来てしまいます。

 

しかも悪いことに!!こうした流れが強くない端っこには家具が置かれていることが多いのです。

上の図の風の線は勢いよく書かれていますが、換気扇で吸われている風を、「風きてる~!」と感じたことありますか?

そうなんです。

窓をあけて流れる風は感じても、換気扇の風を感じることはほとんどありませんよね。

ということは、窓をあけて換気をしても空気が動かない(動きにくい)場所があるのに、

その状態よりもっと風が動かない!!ということになるのです。

しかも、お洋服一杯で湿気の多い箪笥や物などがおかれてるとなると、どれだけ24時間換気システムが必要な換気量と言われている換気量を担保してくれても、カビの発生は止めることができません。。。

 

というわけで、機械換気の「この換気量があれば窓を開けなくても大丈夫ですよ」という換気では、いつも同じ空気の微量の流れがおこっているだけで(上の図で行けば、流れの線もほとんど一定で同じ状態)いつも流れないところに風が行くことはほとんどありません。

ですが、窓をあけた自然換気であれば、風向きによって風の入り方や強さが変わり、それによって流れのパターンが大きく変わるため、通常であれば空気が動きにくい場所もどんと動くことがあります。

他のブログでもお伝えしていますが、カビには根付いて成長するまでの時間が必要なので、こうして時々空気が動いてしまうと、根を生やしにくいのです。

 

この、流れのパターンが変わったり、強さが大きく変わるのは窓をあけた換気が一番影響がおおきいので、やっぱり窓をあけての換気は「カビ予防・カビ対策」にはとても大切。ということになるのです。

 

機械換気は必要最低限の空気の入れ替えを行ってくれているだけだということを理解いただいて、

カビ予防のためには、少なくとも1日1回、10分程度でも空気を動かすためにも窓を開けて換気をしていただければと思います。

 

以上、カビ予防と換気についてでした!