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胎児へのカビの影響について

昨日(2018/2/6)の日経新聞の広告特集ページに気になる文字をみつけました。

 

大気・室内環境汚染は、様々な疾患発症とい関連しています

胎児にも影響し、低体重児や、肺の成長障害などの原因となり

将来気管支喘息などの呼吸器疾患発生のリスクとなります

—(後略)

一般財団法人クリーンエア

理事長 橋本 修

 

え!胎児!!

 

今まで、乳幼児期にカビが多い汚染された室内環境で育つことと、喘息や呼吸器障害の発症リスクにはある程度の関連性があることがすでにいろいろな研究から明らかにされていることについてはいくつかご紹介してまいりましたし、皆様にも何度も呼び掛けて、室内空気環境が皆様の(特に、大切な小さなお子様やご高齢の方)ご健康に多大なる影響を与えることについてお伝えしてきました。

 

しかし、胎児への影響とは!!!!!

 

というわけで研究論文を調べてみました。

 

まず、母体へのカビ毒(スタキオボトリス)による胎児の死産率に関する研究(Korpinen, E.-L. 1974. Studies on Stachybotrys alternans IV. Effect of low doses of stachybotrys toxins on pregnancy of mice. Acta path. microbiol. scand. Sect. B., 82:457-464)についてですが、こちらは、古い論文で、かつマウスを使った実験なのですが、

 

大変残念なことに

明らかに死産が増える、発育が妨げられる・・という結果が実験データとともに示されていました。

 

・・・・なんとも恐ろしい。(涙)

 

こ、これは直接的な毒性の試験なので、空気を吸い込んだだけというのとは違う!ということで、

室内空気汚染(PM2.5, PM10、カビ汚染含む全般的に)が胎児に及ぼす影響についての研究論文を探してみたところ・・

 

The Lancetという最も評価の高い世界五大医学雑誌の一つであり、医学系の論文投稿では超超難易度の高い雑誌なのですが、それに掲載されている論文に

”Ambient air pollution and low birthweight: a European cohort study (ESCAPE) (Volume 1, No. 9, p695–704, November 2013, Dr .Marie Pedersen, PhD etc..)”

(大気汚染と低体重児の関係-ヨーロッパ共同研究)

というのを見つけました。

なんとFeb 11, 1994から June 2, 2011の間に、ヨーロッパ12か国の74,178人の妊婦さんを対象に研究されたもので(さすがLancet論文デス・・)

胎児のPM2.5~PM10の微粒子の出生前曝露(どれだけそれらの環境にさらされたかということです)と出生時の体重、生まれた時の週数、性別との関連性を調べたものです。

 

その結果、PM2.5~PM10の曝露量(さらされた量)が増えると、その分、胎児の体重は減ることが明らかになりました。

 

この研究では、PM2.5~PM10の曝露が母体にどのような影響をおよぼし、それがどのように胎児に伝わるのかについて直接論じられていませんでしたが、PM2.5などの微粒子は吸い込んだ肺だけでなく、炎症を介して血管に影響を及ぼす他にも血流に直接侵入したり、神経を介した影響 を及ぼすことが研究によって知られているので、その一環として、お腹の中で血液ごとつながっている胎児にも影響がでている可能性があると考えます。

あんなに小さな体で、大人でもつらいPM2.5~PM10の影響を受け止めているかと思うと、とても辛くなりました。。

 

 

この論文ではカビの胞子の影響については直接触れられていませんでしたが、カビの胞子サイズは2~100µmと言われていますから、サイズ的にはPM2.5~PM10のサイズに入る胞子もあることになります。また、浮遊微粒子と浮遊微生物量にはある程度の相関(浮遊微粒子量が多いと浮遊微生物量も多い・・つまりはPM2.5~10がおおければ、カビ胞子のような微生物も多い)があるとの研究結果もありますので、これらの結果が本当に微粒子によるものだけなのか、微生物を含む影響なのかについては、これらの研究だけではわかりません。

 

でも、これだけは言えます!!

 

もし、例えカビが直接胎児には影響がないと言われたとしても、カビは母体であるお母さんの体調を良くするものでは決してありません。

 

 

妊娠中は特に、体調が悪くなってもお薬を飲めない(飲めるお薬が限られていて、効果が高いものが使えない・・など)ため、

カビが目立つような環境で過ごすことは決してお勧めできません。

 

海外のサイトでも、”Exposure to Mold in Pregnancy: Does It Affect The Baby?(妊娠中にカビがある環境にいたら、赤ちゃんに影響ある?)”といった質問がたくさんされていて、感心が高いようですが、直接カビが関係あるかどうかは明らかな研究結果がでていないため、なんとも言えないが、母親の生活環境、ストレス、たばこの煙・・などなど、胎児の発達に影響を及ぼす因子がたくさんあり、カビがある環境も、お母さんの体調を良くするものではないので、たくさんあるようなら、それは避けるべし。といった内容が書かれています。

 

カビは自然界にもたくさん浮遊しているものですし、PM2.5やPM10、カビの量に敏感になりすぎて、それがお母さんのストレスになってしまうようではいけませんが、

基準値を超えるPM2.5の量や、明らかにカビがわかる状況というのは、赤ちゃんに悪い影響を与えているかもしれない、と考えて、何らかの対処をしていただいたほうがよいかと思います。

 

 

妊娠中は自分だけの体ではないということを意識して、お腹のなかの赤ちゃんのためにも、笑顔で過ごしていただきたいです。

 

ご自宅のカビの量などが気になるお母さま・お父さま、検査にお伺いいたしますので不安を抱え込まずに、いつでもご相談くださいね。

 

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